乳酸菌は腸内環境を改善し、様々な健康効果をもたらしてくれる有用な菌です。
腸内でいい働きをしてくれることはもちろんですが、菌の特徴を理解することによってさらに腸内で活躍してくれる食べ方などを考える事が出来ます。

乳酸菌は熱に弱いという特徴があります。
そのため、熱を加えすぎると死滅する原因となります。
この菌が増殖しやすい温度は、人の体温と同じくらいで36度から37度程度です。
そのため、食材としてヨーグルトなどを利用する際には、熱をなるべく入れずに利用すると効果的です。
例えばドレッシングなど温度を変えずに摂取できるものに利用するといいでしょう。

また乳酸菌をしっかり腸に吸収させるためには食後に頂くと効果的です。
植物性乳酸菌は消化液に強い特性がありますが、動物性乳酸菌の場合、消化液に弱いため腸内に生きて到達する事が出来ません
勿論死滅した菌は善玉菌や乳酸菌のエサとなるので必要ないという事はありませんが、よりよい働きをしてもらうためには、出来る限り生きたまま到達する事が必要です。
そのため、食事をした後、胃酸など消化液の影響を受けにくい時間帯に食べると吸収率もよくなります。
植物性は消化液に強いのですが、空腹時は胃酸がたくさん分泌されている状態なので、死んでしまう菌も出てくるでしょう。
食事終了後から2時間くらいの間に摂取するように心がけましょう。
外食ばかりで乳酸菌が摂れない方は、毎日の食事に乳酸菌サプリメントをプラスしてみてください。
食後に数粒飲むだけなので負担にもならず手軽に乳酸菌を摂れますよ。